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名古屋市にも遂に!公立中高一貫校開設


2022年時点で、全国に137校も設立されていた公立中高一貫校。


東海・滝・南山、愛教大附、名大附といった、国私立の中学受験がいまだ主流のこの愛知県には、公立中高一貫校は存在しません。


しかしついに!2025年度中高一貫校が開設されることが決まりました。




愛知県内の開設予定高校は、

・明和高等学校

・津島高等学校

・半田高等学校

・刈谷高等学校

の4つです。


併設する中学校に2学級ずつ導入され、2025年(令和7年)4月に中学1年生になるお子さんが、受験対象になります。


中でも、この名古屋市内においては、旭丘高校に次ぎNo,2となる明和高校に附属中学ができるので、地域の方の期待も大きいのではないでしょうか。

公立中高一貫校参入により、これからの中学受験事情が大きく変化していくかもしれませんね!







明和高校附属中では、普通科と音楽科の2学科が導入予定です。


普通科は2学級、1クラス40名程とされ、全国初の公立中高一貫校での音楽科です。


音楽科は、5~1名程度の少人数募集で、中学から専門的なことが学べるとあれば、全国的にも珍しく、近い将来すぐに人気が出て倍率が高まることが予想されます。






明和高校に限らず、公立中高一貫校では、探究学習が重要視され、グローバル社会で活躍する科学技術系人材の育成を目指します。

2011年にスーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)の指定を受けている明和高校ですから、理数系に特に力を入れた教育環境が整うことでしょう。

※SSH…理科・数学教育を重点的に行う高校を文科省が指定し、各学校の研究開発や実践活動を支援する制度。






告知されている選考方法は、適性検査・面接・調査書(愛知県公式HP参照)の3点で、他県の公立中高一貫校受検とほぼ同様です。


ただ、適性検査や面接の配点や、調査書の評価基準など、具体的な分配は未定ですから、今後の発表を注視しましょう。2023年に適性検査のサンプル問題が公表予定です。


調査書は参考資料程度で点数化されません。

ただ、合否判定にどのように影響があるかが曖昧である以上、小学校での学習定着やその積極性は大事に取り組みましょう。


明和高校附属中を含む愛知の中高一貫校の適性検査は、新設につき、当然ですが過去問はありません。適性検査のサンプルが公開されたら、それをしっかり確認し、入試に向けてどんな準備をしたらいいか考え、備えたいものです。



また、この明和高校附属中の中学受検が始まることにより、公立高校受験にも影響が及ぶことも推測できます。


6年一貫という魅力故に、「明和に行くなら中学から」という風潮が強くなるかもしれません。すると、高校からの進学人気が落ちるかもしれません。


名古屋No,2の明和高校の高校受験人気が下降すると、菊里、向陽、千種といった高校へ志望が分散することだってあり得ます。




愛知県の併設型中高一貫校の導入は、数年先の、名古屋市の高校への影響もあることを、今のうちに心得ておきましょう!




 
 
 

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